ED治療薬は適切に使用すれば安全性の高い薬ですが、誰にでも起こりうる副作用と、特定の条件下で注意が必要なリスクがあります。処方前に把握しておくことで安心して使用できます。
よくある副作用
以下の副作用は一般的に軽度で一時的なものです。服用後数時間以内に改善することがほとんどです。
- 頭痛——最も多い副作用。血管拡張に伴うものです
- 顔のほてり・紅潮——上半身の血流増加によるもの
- 鼻詰まり——粘膜の血管拡張が原因
- 消化不良・胃のむかつき——服用タイミングや食事との兼ね合いで出やすい
- 視覚の変化——青みがかって見える・光がまぶしいなど。一時的なものがほとんど
- めまい・立ちくらみ——血圧低下による。急に立ち上がらないよう注意
まれな重篤な副作用
以下の症状が出た場合は直ちに服用をやめ、医師に連絡してください
- 胸痛・心拍の急激な変化
- 突然の視力喪失・急激な視力低下(NAION:非動脈炎性前部虚血性視神経症)
- 突然の聴力低下・耳鳴り
- 4時間以上持続する勃起(持続勃起症)——放置すると永続的な障害になる可能性があります
- 重篤なアレルギー反応——発疹・呼吸困難・顔の腫れ
絶対に併用してはいけない薬
以下の薬との併用は重篤な低血圧を引き起こす可能性があり、原則禁忌です。
- 硝酸塩系薬剤——ニトログリセリン・硝酸イソソルビドなど(狭心症・心不全の治療薬)
- アミルナイトライト(亜硝酸アミル)——いわゆる「ポッパーズ」
- グアニル酸シクラーゼ刺激薬——リオシグアト(肺動脈性肺高血圧症の薬)
注意が必要な方
- 重篤な心疾患・重症低血圧・コントロール不良の高血圧の方
- 重篤な肝機能・腎機能障害のある方
- 網膜色素変性症の方
- α遮断薬(前立腺肥大・高血圧治療薬)を服用中の方——低血圧リスクあり、医師に確認を
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よくある質問
服用後の頭痛が強い場合、用量の調整(低用量への変更)や薬の種類の変更で改善することがあります。クリニックに相談してください。市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)で対処することも可能ですが、NSAIDsとの相互作用に注意が必要です。
降圧薬の種類によっては併用が可能ですが、α遮断薬との併用は特に注意が必要です。必ず処方前の問診で服用中のすべての薬を医師に伝えてください。